今回は久しぶりにαマウントのレンズをご紹介します。本ブログの初Sigmaレンズです。

Sigma Zoom AF-E 28-70mm f3.5-4.5

まずは、本記事のタイトルや上記のタイトルには「Sigma Zoom AF-E」と表記していますが、正式には「AF-ε(イプシロン)」です。ただ、多くの海外サイトで検索しやすくするため「E」で表記されているため、それに合わせました。

本レンズを持つと、最初の印象は鉄の塊で、重たくマニュアルフォーカス時代のレンズを思い出します。ただ、当時の多くのレンズが劣化しやすく、べとべとする部分があります。管理人が持っている一本もそうでした。アルコールで拭いて、べとべとする部分を落とせましたが(本レンズの場合はマウントとズームレンズの間)、当時のレンズとちょっと異なって、全体がツルツルになりました。

本レンズは89年に発売され、当時はサードパーティーレンズにオートフォーカスは少なかったです。さらに、一般的には35mmからスタートするズームレンズが多く、Sigmaは28mmで、多少広角な領域で撮れるズームレンズとして売りにしていた。

最短撮影距離は通常70mmで若干長めですが、マクロ領域で55cmまで近寄れるため、お花などの撮影の構図作りに便利なレンズです。APS-Cセンサーで42mm相当になりますが、標準レンズとして使いやすい一本です。

管理人が持っている一本のコーティングはかなり強めのアンバー系で、これはもともとか、劣化によるものかは分かりませんが、写真の色合いに黄色味は感じません。色合いやコントラストが全体的に弱いレンズで、残念ながら、当時のサードパーティーレンズは純正品に負けていたという感じがします。

当時の販売価格は3.7万円で、安いか高いかは微妙ですが、現在は数百円でゲットできるレンズになりました。試しに一本を購入し遊んでみる価値はあります。

なお、本レンズには他のマウント用のバージョンがあり、当時はサードパーティーレンズにほとんどなかったKyocera AFマウント用のバージョンもありました。管理人が知っている限り、Kyocera AFは当時のフィルムカメラ以外に使えないため(国内ではマウントアダプターがほとんど出回っていない)、ご購入の際、マウント類をしっかり確認しましょう。

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撮影テスト

今回のテストはソニーα200で行いました。撮影は近所の公演、16時前後、天気は晴れでした。被写体には当日買ったカメラを使いました。全ての撮影を手持ちで、絞り優先モード(A)で行いました。下記の各画像はカメラのJpeg書き出しになっております。

ホワイトバランスをオートで、ISOは固定の100にしました。露出補整は+-0でした。

開放(f3.5)

焦点距離:28mm(35mm換算で42mm)
シャッタースピード:
1/400
ISO感度:100
露出補整:+-0

開放にすると、ピントや色合いが若干甘いような気がします。ボケにもクセがあり、ミノルタの純正品のようなシンプルかつやさしいボケ方ではありません。一方、ベンチの木の色が美しく描写され、現役レンズとして普通に使えます。

絞りf8

焦点距離:28mm(35mm換算で42mm)
シャッタースピード:
1/80
ISO感度:100
露出補整:+-0

f8まで絞ると、色合い、コントラストやシャープ、すべての要素で安定感が増します。絞るとボケの量は減りますが、開放よりやさしいボケで、こちらの方が被写体を目立たせることができます。この辺りの絞り値が本レンズのピークでしょう。

最小絞り(f22)

焦点距離:28mm(35mm換算で42mm)
シャッタースピード:
1/8
ISO感度:100
露出補整:+-0

残念ながら、最小絞りで色合いやコントラストがまた甘くなります。全体的に白っぽくなりました。最小絞りは風景写真に使いますが、こちらのレンズは白っぽくなるため、風景写真にあまり向いていないかもしれません。あくまでカメラのJpeg書き出しで、多少の修正を掛ければ、普通に直せる範囲でしょう。

ズームでの開放(f4.5)

焦点距離:70mm(35mm換算で105mm)
シャッタースピード:
1/200
ISO感度:100
露出補整:+-0

ズームでの開放は甘いですが、ソフトフォーカスに近い結果で、工夫次第で面白い写真が撮れます。背景がキレイにボカし、被写体はやさしく写っています。小さな花、可愛いペットの写真に使いたいレンズです。

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レンズスペック

メーカー: Sigma
マウント: αマウント
名称:Sigma Zoom Auto-ε 28-70mm f3.5-4.5
焦点距離: 28-70mm
開放F値: f3.5-4.5
最小絞り:f22
最短撮影距離: 70cm(マクロで55cm)
ズーム: 有り
絞りリング: 無し
ピント合わせ: AF
フォーマット: 35mmフィルムカメラ用
フィルター径: 52mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: クリアー
シリアルナンバー: 40129**

おわりに

現在のSigmaレンズより、当時のSigmaはサードパーティーらしい写りを出しています。敢えてちょっと変わった作品を作りたいときに使いたいレンズです。中古カメラ屋さんのジャンクコーナーに眠っている本レンズは数百円で購入できるため、遊び半分で使ってはいかがでしょうか?

最後に純正品のミノルタと別のサードパーティーレンズの似たようなスペックの紹介記事リンクを載せておきます。本記事の比較になればと思います。

【参考記事:Minolta AF 28-80mm f3.5-5.6 II

【参考記事:Tamron AF 28-80mm f3.5-5.6

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