前回の記事では、Pentax Auto 110について色々書きましたので、まだご覧になっていない方は下記のリンクから合わせてお読みになればと思います。

【参考記事:Pentax Auto 110 24mm f2.8

一番軽い、一番小さい望遠レンズ?

Pentax Auto 110 24mm f2.8では、Pentax Auto 110のレンズがマイクロフォーサーズ機に向いているオールドレンズだと述べました。Auto 110のレンズは110フィルム用に開発されていて、そのフィルムがマイクロフォーサーズのセンサーサイズとほぼ同じであるため、レンズ本来の画角を全面的に使えます。ただ、レンズの焦点距離は35mm換算で表記されているため、24mmのレンズは48mm相当の画角になります。そうなれば、今回のレンズは35mm換算にすると、マイクロフォーサーズ機で100mmの画角相当になります。

100mm相当の望遠レンズですが、非常に軽く、非常に小さく、撮影の際にぜひ持って行きたいものです。カメラバックに入れても全然邪魔にはなりません。

24mm f2.8は小さすぎて、コントロールし辛い点はありましたが、こちらの50mmはちょうどいいくらいのサイズと重さになっています。

おすすめの使い方

本レンズをマイクロフォーサーズ機で使うと、100mm相当になり、望遠レンズの仲間入りになります。これは多く使われているオールドレンズと同じく、慣れていれば、問題ない画角でしょう。

100mmになりますと、風景写真やポートレートに不向きな意見があるかもしれませんが、工夫すれば普通に使えます。

ピントリングが非常にスムーズで、24mm f2.8に比べ、操作しやすい作りになっております。こちらは多くのユーザーに絶賛されている点です。

描写に関しては、適度なシャープさがあり、余計に硬い描写を出しません。開放で撮影すれば、ポートレートに最適かもしれません。例えば、被写体の目にピントを合わせれば、そこはシャキッとして、他の部分は甘すぎないソフト感がでます。

海外サイトのレビューを調べると、絞り羽付きのマウントアダプターを使用し、f4辺りに設定すれば、こちらのレンズを最大限に活かすことができるという意見が多くあります。

管理人のマウントアダプターは絞り羽なしのもので、常に開放での撮影になりますが、それでも普通に使えるものだと感じています。

レンズの大きさとピント合わせがスムーズである両方の特徴からみると、ストリート写真、スナップ写真に非常に使いやすい一本になります。管理人は主にその使い方をしています。

Olympus Airに装着すると、普通にポケットの中に入るため、どこへ行っても持ちはこびができ、どんなシチュエーションでも写真が撮れるように備えることができます。

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撮影テスト

今回の撮影テストは以前の記事に投稿した作例と同じ時間に撮りました。つまり、近所の川沿いでテストを行いました。撮影状況は午前7:00頃、若干曇っていました。

カメラはEPL-3で絞り優先(A)モードを使いました。撮影はカメラ手持ちで行いました。管理人が持っているマウントアダプターは絞り羽無しのもので、すべての写真を開放で撮りました。

作例1

絞り:開放(f2.8)
シャッタースピード:
1/1000
ISO感度:400
露出補整:+/-0

こちらのレンズを開放で使うと、若干甘い描写になりますが、普通に利用できる範囲でしょう。ボケのコントラストが強い点は24mm f2.8と同じです。本作例では、地面にさくらの花びらが多く散っていて、それが太陽に反射し、目立った玉ボケを生み出しました。上記レンズのレビューで述べたことと同じですが、被写体から注目を奪われないように気を付けながら撮影する必要があります。

作例2

絞り:開放(f2.8)
シャッタースピード:
1/4000
ISO感度:400
露出補整:+/-0

前ボケと後ろボケを検証したく、こちらの作例をあげました。手前の葉っぱはクセのないボケになりましたが、彩度が激しいので、目立ちすぎたかもしれません。後ろボケはフワッとした感じでやさしく、中間のさくらにアクセントを加えた結果になりました。手前の葉っぱもさくらだったら、よりいい感じになっていたかもしれません。結論、こちらのレンズのボケを活かすときは、同じものあるいは近い色のものを使った方がいいかもしれません。

作例3

絞り:開放(f2.8)
シャッタースピード:
1/320
ISO感度:400
露出補整:+/-0

こちらは最接近して撮りました。余計にシャープではないところがあり、本レンズをいかにもオールドレンズであることを語っています。緑色の部分は実際のものより少し黄色く見えますが、そのままにして懐かしい感じを出すか、編集ソフトを利用し、グリーンの彩度をあげて仕上がる両方の使い方が考えられるでしょう。

作例4

絞り:開放(f2.8)
シャッタースピード:
1/4000
ISO感度:400
露出補整:+1

背景の緑が空に溶け込むような感じが出ています。これは編集ソフトで空の色を引き立て体場合、色収差が目立ってしまう結果があるかもしれません。このような構図を狙うのなら、編集ソフトに頼らず、PLフィルター等で対応した方が望ましいでしょう。ところで、本レンズのフィルターサイズのPLフィルターは手に入れにくいので、カメラを三脚に設置し、手持ちでフィルターをレンズの前につける方法で撮影しましょう。

作例5

絞り:開放(f2.8)
シャッタースピード:
1/4000
ISO感度:400
露出補整:+1

最後の作例では、以前のレビューと同じく、フレア等が出るかを試したかったので逆光で撮ってみました。残念ながら、全く出ていません。確かにこちらの撮影の時は曇っていたので、もう少し強い日差しが必要だったかもしれません。とりあえず、本レンズでフレアやゴーストをあまり期待しない方が良いでしょう。

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レンズスペック

メーカー: Asahi Pentax
マウント: P110
名称:Pentax 110 50mm f2.8
焦点距離: 50mm
開放F値: f2.8
最小絞り:カメラ側で設定(レンズは常に開放)
最短撮影距離: 90cm
ズーム: 無し
絞りリング: 無し
ピント合わせ: MF
フォーマット: 110フィルムカメラ用
フィルター径: 37.5mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: 非常にクリアー
シリアルナンバー: 12959**

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