当ブログではMinolta AFの100-300mm f4.5-5.6のレンズをご紹介しましたが、今回は同じスペックのその進化版をご紹介します。現代ではあり得るけどあり得ないオートズームのレンズをご紹介します。

ちょっと行き過ぎたミノルタの技術?

以前、ミノルタがオートズームを普及させた会社だとご紹介しました。ミノルタの技術があったからこそ、現在のほとんどのデジタルカメラにオートフォーカスレンズがあります。スマホのカメラまでオートフォーカスがついてるという時代になりました。

一方、当時のカメラ業界は競争しながら、様々な新しい技術を導入するように努力していました。当時に誕生した技術が現在のカメラも引き継がれているものもあれば、どちらかいうと失敗に終わった技術もあります。

オートフォーカスに成功したミノルタでさえ、ちょっと行き過ぎた技術を展開しました。それはオートズーム技術です。カメラが被写体を判別し、適切なズーム(焦点距離)を決めていました。しかし、カメラユーザーには、シャッターを押すだけになり、あまり評判は良くなかったらしいです。

現代であれば、AIを活かし、そのような技術は随分あり得るだと思いますが、当時は最先端過ぎたかもしれません。確かに、カメラにすべてを任せるのはちょっと面白くないかもしれません。

デジタル一眼レフでオートズームレンズ

管理人はミノルタのAFレンズをソニーα200に装着し、使っています。もちろん、オートズームは効きません。本来、当時のフィルムカメラに装着し、どんなレンズなのか試してみたかったのですが、今回は手配することができなかったので申し訳ありません。

ソニーα200にオートズームレンズを装着すると、原則として、普通のオートフォーカスレンズとして使えることができます。レンズに電動ズームリングがあり、それを回せば、ズームが効きます。さらに、オートズームスイッチもあり、マニュアルズームで使うことができます。

なお、レンズの写りについて、前回ご紹介したオートズーム前の同スペックレンズのものとはほとんど変わっていません。下記の撮影テストでご確認ください。

デメリット

何と、ソニーα200に装着するとマニュアルフォーカスが効きません。もしかしたら、管理人の操作違いがかもしれませんが、レンズにあるのはオートズームとマニュアルズームのスイッチだけで、ボディのマニュアルフォーカスにしても、フォーカスの調整ができませんでした。

上記に述べたように、ズームに関しては、ズームリングを軽く回すだけで、電動的にズームが効きます。ただ、意外と早く動くため、「あっ、行き過ぎ!」って場面が多々あります。マニュアルフォーカスにすると、焦点距離の表記がないため、何ミリに撮影しているか分からなくなりませんが、そこまでは問題ありません。

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撮影テスト

今回のテストは近所の公演で行いました。紫陽花がキレイに咲いていたので、梅雨入り前の野外撮影にしました。正直、テスト撮影スタートして数分後に雨が降ってきましたので、ちょっと焦りました。

手持ちで撮影し、ホワイトバランスはオートにしました。被写体になるべく近寄りたかったのですが、曇っていたので、途中からISOを上げました。

開放(f4.5)

焦点距離:100mm(35mm換算で150mm)
シャッタースピード:
1/125
ISO感度:200
露出補整:+-0

開放ではほんの少しだけ甘いコントラストや色合いになりましたが、奥の玉ボケが美しく、f4.5だと思えないくらいの結果になりました。玉ボケですが、バブルボケに近いもので、意外な結果になりました。

前回のオートフォーカス無しレンスのテストは異なる環境で行ったので、あちらのレンズもこのようなボケをだせるか気になりました。余裕のある時にまたテストを行いたいと思います。

絞りf8

焦点距離:100mm(35mm換算で150mm)
シャッタースピード:
1/50
ISO感度:200
露出補整:+-0

f8にすると、玉ボケがなくなりましたが、紫陽花のディテールがキレイに描写しました。色合い、コントラスト、シャープ、すべてがバランスよく、いつものセリフになりますが、ミノルタらしい写りです。

最小絞り(f32)

焦点距離:100mm(35mm換算で150mm)
シャッタースピード:
1/10
ISO感度:800
露出補整:+-0

最小絞りにすると、開放と同じく若干甘い描写になります。しかし、バランスがよく、普通に使える画像になります。開放より若干コントラストが高く、色合いもはっきりしています。

ズームでの開放(f5.6)

焦点距離:300mm(35mm換算で450mm)
シャッタースピード:
1/400
ISO感度:800
露出補整:+-0

ズームでの開放はしっかりバランスをとっています。マクロ機能はありませんが、望遠レンズのため、被写体を一杯にすることができます。

レンズスペック

メーカー: Minolta
マウント: αマウント(A)
名称:Minolta AF Zoom Xi 100-300mm f4.5-5.6
焦点距離: 100-300mm
開放F値: f4.5-5.6
最小絞り:f32-40
最短撮影距離: 150cm
ズーム: 有り
絞りリング: 無し
ピント合わせ: AF
フォーマット: 35mmフィルムカメラ用
フィルター径: 55mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: 非常にクリアー
シリアルナンバー: 192059**

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終わりに

結論からいうと、前回のオートフォーカスでマニュアルズームのレンズとほとんど変わらないと言えるでしょう。最後に、前回ご紹介したレンズを比較するために、マニュアルズームの記事リンクを掲載しておきます。

【参考記事:Minolta AF 100-300mm f4.5-5.6

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