今回紹介するレンズは、管理人が一番に手に入れたオールドレンズです。レンズ沼にはまっていなかったころで、この一本だけで長く、2~3年間頑張りました。

このレンズを購入した理由は、もしかしたら、オールドレンズを検討する多くの方と同じ考え方にあります。とにかく、安くて、明るいレンズが欲しい気持ちです。f1.2はオールドレンズでも非常に高額なので、こちらのf1.4が手に入れる境界線かもしれません。

5年前くらいに購入したので、今と比べ、オールドレンズブーム前の時で、非常に安かったです。たしかに5000円前後(大阪駅にある有名な中古カメラ屋さん)で、光学はもちろん、何も問題なく使える状態で購入できました。しかし、現在、単焦点レンズ、大口径レンズ、同様な状態のレンズを手に入れるには少なくとも1万円は必要だと思います。運が良ければ、ネットオークションやリサイクルショップでもう少し安く購入できるかもしれませんが、実店舗で買うのは若干高くなっています。

しかし、デジタル一眼用のf1.4のレンズと比べれば、おやつ感覚で買えるレンズなので、まだまだおすすめできるレンズです。もちろん、マニュアルフォーカスにはなりますが、これも撮影技術の上達にもつながるので、ぜひぜひお試しいただきたいレンスです。

まず、このレンズを初めて手にとると「なによ、この鉄の塊!」って気持ちになります。特に、初めてのオールドレンズだとしたら、なおさらです。持つだけ、しっかしれした作りだとわかることができます。昔はこういう作りだったからこそ、現在まで使えるレンズですね~と思います。

ところで、こちらのレンズはII型らしいです。初期型は1973年3月に発売され、6月にこちらのS.S.C.のII型が発売されたそうです。その違いはコーティングで、当時の最新技術であったSuper Spectrum Coatingを採用されたものになります。管理人は初期型を持っていないので、比べることができません。ご了承ください。

金属の胴体は光沢のある黒で、絞り等の数字にオレンジや白があり、見た目は非常に格好いいレンズです。後のNFDのプラスチック製のCanonレンズと比べれば、当時の商品は長く使えるように製造されていたのが分かります。また、全世代のFLと違い、存在感があります。

ただ、持ち運びには、若干重たいレンズです。他にマイナスな点は、大口径であるため、晴天の昼間で開放で使うのは厳しいです(管理人のEPL-3で一番早いシャッタースピードに設定しても、真っ白になります)。ここは、NDフィルターで対応しましょう。

風景、夜景はもちろん、50㎜ということでポートレート写真にもピッタリです。いつか、フルサイズ一眼を手に入れたら、まずはこちらのレンズから遊びたいと思います。

こちらのレンズをフィルムカメラのAE-1プログラムでも使ったことがありますが、今回はデジタルでの撮影テストのみを紹介します。

本レンズの一世代前のFLもレビューしていますので、合わせてご参照ください。

【参考記事:Canon FL 50mm f1.4

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撮影テスト

こちらの記事の写真を用意した日は大好きなアニメ、マクロスシリーズの最新作マクロスデルタの劇場版公開日だったので、前作のマクロスフロンティアのフィギュアをモデルにしました(もちろん、公開日から観に行きました)。

撮影状況は、昼間、室内、照明にLEDのライトスタンドを使いました。三脚も使いました。カメラはEPL-3で、絞り優先(A)モード、ISOは固定し、400で統一しました。

開放(f1.4)

シャッタースピード:1/400
ISO感度:400

これは大口径の実力です!描写は若干甘いものの、ボケはすごいです。手前のフィギュアは5cmくらいのもので、全体にピントが行かず、目以外の部分からボケだし、後ろのフィギュアは全く見れない写真になりました。一方、汚いボケではなく、色合い等が美しく、開放でも使えます。開放でも、ある程度はっきりしている部分があるので、夜のスナップ写真にも使えます。

絞りf5.6

シャッタースピード:1/40
ISO感度:400

定番の絞り、f5.6にすると、文句なしの描写を得ます。フィギュアのサイズやカメラとの距離の関係もあって、後ろのフィギュアはボケていますが、そのボケ方も非常にきれいです。ある程度絞ってはいますが、シャッタスピードを1/40を維持し、撮影できているのが、大口径のメリットです。つまり、手持ちでも、ぶれずに撮影できるレンズです。

最小絞り(f16)

シャッタースピード:1/4
ISO感度:400

最初絞りだと、手前のゴミまではっきりと写ってしまうくらいです(苦笑い)。やはり、f4~f8位の方がちょうどいいです。

やはり、このレンズを手に入れてよかったとしか思えないレンズです。描写はある程度からグンとよくなり、大口径で光の量を維持することにより、シャッタースピードやISO感度に頼ることなく、使えます。ただ、それは弱点でもあり、上述のように、晴天の昼間ではNDフィルター必須になります。

今回は、マクロ撮影も気になりましたので、接写リングを使ってテストを行いましたので、こちらも参考にしてください。

レンズもすごいですが、フィギュアの仕上げもいいなぁ~

五円玉がクリアに見えます!

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レンズスペック

メーカー: Canon
マウント: FD
名称:Canon Lens FD 50mm f1.4 S.S.C.
焦点距離: 50mm
開放F値: f1.4
最小絞り:f16
最短撮影距離: 45cm
ズーム: 無し
絞りリング: 有り
ピント合わせ: MF
フォーマット: 35mmフィルムカメラ用
フィルター径: 55mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: 非常にクリアー
シリアルナンバー: 10843**

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