皆さん、あの電化製品で有名な日立がデジタルカメラを販売していたってのはご存知だったしょうか?今回はその珍しい日立のカメラを一台ご紹介します。

日立のコンデジ?

日立グループには様々な会社があり、その中には日立リビングサプライっていう会社があります。そして、日立リビングサプライはコンパクトデジタルカメラを販売していました。厳密にいうと、海外のメーカーがOEM製品として日立にデジタルカメラを提供し、そのカメラを日立ブランドで販売されていました。残念ながら、それぞれのカメラには日立の技術がなく、強いて言えば、取扱証明書だけがしっかりしていて、それ以外は日本のカメラらしい要素は一つもありません。

ところが、ここまでお読みになった方は、カメラ屋さんや家電量販店に日立のカメラを見たことがないという方がほとんどだと思います。管理人もそうです。

日立のカメラは、主にホームセンター等で販売されていました。大手カメラメーカーと競争できる商品がなく、別の分野で戦っていました。その証に、パッケージが非常にカラフルで、棚から取り出し、レジへ持って行くような製品であることが良く分かります。

ホームセンターで安いデジカメを見かけ、それが日立ブランドで、多くの方は購入しました。おそらく、ここまでカメラにこだわらない消費者なら、画質等にそこまで気になることはなかったかもしれませんが、少しプラスしたところで、圧倒的に良いカメラが手に入れられたことを知れば、なんか後悔するかもしれません。

Hitachi HDC-2

管理人は本カメラをトイデジタルカメラ部類として扱っています。そうすると、もちろん、面白いカメラです。実は、とあるリサイクルショップで、500円でゲットしたものですので、満足しています。カメラ本体以外に各ケーブルやケースまでついていて、かなり頑張っている商品だと思います。

しかし、実際にカメラを持つと、とんでもない軽さで、安っぽいだなぁという印象しか残りません。何度も言いますが、トイカメラだと思ったら、いいものをゲットしたと思えますが、普通のコンデジを買ったと思えば、いくら古いものだとしても、これは厳しいという意見になります。

カメラの機能を見ると、動画も撮影でき、最低限の設定ができます。内臓メモリーもあって、非常に使いやすいカメラです。2003年に発売カメラで、当時はカメラ付きケータイがそこまで普及していなかったので、まあ、納得します。でも、もしかしたら、当時のカメラ付きケータイと同等なレベルの写真しか撮れないのが厳しいです。

はい、こちらのカメラをレビューするのは非常に難しいです。トイデジ扱いなら、褒めたくなります。本当に面白いものです。しかし、これが普通のコンデジとして売られていただと考えると、許せないかもしれません。とりあえず、カメラスペックを参考の上で、作例をご覧いただきたいと思います。管理人の下手な文章より、本カメラの性能がどんなものかお分かりになるだと思います。

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カメラスペック

メーカー:日立リビングサプライ
型番:
HDC-2形
画素数:192万画素(1/2インチCMOSセンサー)
記録モード:2048×1536、1600×1200、1280×960、800×600、(動画は320×240)
メモリー:SD(32~512MB対応)と内臓16MB
ファイル形式:JPEG
レンズ:7.5mm f2.8 (35mm換算38mm相当)
ズーム:デジタル4倍(0.2倍ステップ)
絞り:情報無し
シャッタースピード:1/4~1/2000
露出補整:-2.0~+2.0まで、0.5EV単位での補正可能
焦点:標準60cm~無限遠、マクロ約15~20cm
フォーカス:固定焦点距離(オートフォーカス無し)
フラッシュ:広角50cm~300cm、望遠50cm~240cm
露出モード:プログラムAE
感度:ISO140相当
ホワイトバランス:自動
連写撮影:無し
その他機能:日時写し込み、テンプレート合成(フレーム)
電源:単3電池2本

管理人所有のカメラ

ファームウェアバージョン:
シリアルナンバー:A381230**

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作例

普通の撮影モード

通常の撮影だと、当時の大手カメラメーカーのコンデジに比べれば、かなり厳しい仕上りになっています。一方、今だからこそ、トイデジタルカメラっぽいしがりで、敢えてこれで本カメラを楽しむことができます。

ただ、当時、普通のコンデジだと思いながら、本カメラを購入した方の気持ちを考えると、正直、ちょっと寂しくなります。

次の3枚の作例、とにかく空の白飛びが目立ちすぎて、よろしくない結果になりました。色合い、コントラスト、ディテール、すべてがイマイチです。コンデジですが、トイデジとして使うしかありません。

本記事の作例の中でマシに撮れたのは下の一枚です。色合い等が美しいのですが、低画質で面白いギャップをもった一枚になりました。しかし、この一枚を撮るには様々な条件が重なり合ったため、毎回、このような写真が撮れる訳ではありません。

昔のコンデジによく発生していた「グニャグニャ~」

昔のコンデジには、たまに画像がグニャグニャする現象が発生していました。これは最近のカメラの手振れとちょっと違う問題ですが、敢えてこれで写真撮影を楽しむことがあります。

グニャグニャ現象は遅くなったシャッタースピードで発生しますが、こちらのカメラではシャッタースピードを設定することができないため、意図的に発生させるのはちょっと難しいです。運がよければ、面白い写真が出来上がります。

マクロモード

うん~これは厳しいですね。ピントが全くあっていません。色合い、コントラスト、シャープ全ての分野において、厳しい結果になりました。マクロモードですが、もう少し大きな被写体でしたら、もう少し良い画像になるかもしれません。

デジタル4倍ズーム

本カメラにはデジタルズームしかありません。通常の撮影でさえかなり無理な部分があって、デジタルズームにするとそれはさらに目立ちます。90年代の写真っぽい出来上がりを目指す以外、こちらのデジタルズームは残念ながら、使えません。

結論として、トイデジとして遊べるカメラには充分面白いです。しかし、大事な思いでや旅行に手軽に持って行けるコンデジとして、かなり厳しいです。

最後、以前ご紹介したトイデジカメラの記事を再度ご案内します。昔の安価コンデジと現在のトイデジを比較する参考になればと思います。

【参考記事:レッドスパイスのトイデジカメ

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