オールドレンズと安いミラーレス機の問題:標準レンズが望遠レンズに…

オールドレンズを安く使おうと思ったら、フルサイズではないミラーレスが一番おすすめだと思います。そして、最初の単焦点レンズはフィルム時代に最も売られていた50mmを買うことになります。

一方、そこで問題が発生します。多くの安いミラーレス機はAPS-Cかマイクロフォーサーズのセンサーを採用しています。フルサイズと違い、レンズの中心部分から写されるものだけが写真になり、まるで写真をトリミングしたかのようなことになります。

簡単に説明しましたが、35mm換算の意味を検索すると、より詳細な情報がでてきます。こちらのブログでは省略させていただきます。

説明を省きましたが、50mmのレンズはAPS-C機では約80mm相当になり、ミラーレス機では2倍の100mmになります。つまり、せっかくの標準レンズが遠望レンズになります。いつも使用すれば、その画角に慣れます。むしろ、覚悟するしかありません。しかし、たまには遠望レンズでどうしても被写体を画角に収めることができない場合があります。その時、広角レンズ、せめて標準レンズが必要になります。ここで活躍するのは、広角のオールドレンズです。

【参考記事:Canon FD 50mm f1.4 S.S.C.

オールドレンズの広角を標準レンズとして使えます

オールドレンズを広角のまま使うには、フルサイズ機で使用するしかありません。一方、35mm換算だと、焦点距離が2倍になるマイクロフォーサーズ機でも、広角レンズを標準レンズとして使えます。例えば、今回紹介するCanon FD 28mm f2.8は56mm相当になり、活用場面が増えます。

今回のレンズ紹介

今回ご紹介したいレンズはCanon FD 28mm f2.8になります。こちらのレンズは、APS-C機では約45mm、マイクロフォーサーズ機では56mm相当になり、標準レンズとして使えます。

FD28mmにはf2.8とf3.5の二種類があります。管理人はf2.8のものしか持っていませんが、他の海外サイトレビューを見る限り、両方の描写がそこまで変わることなく、もしこれから手に入れたい方でしたら、どちらでも大丈夫だと思います。ただ、明るいレンズの方が夜景や光の少ない場面で使えやすくなるので、できれば、管理人と同じものをおすすめします。

Canon社は当時、FDレンズは開放から写しく撮れるレンズだと売りにしていました。ピントの合った部分は確かにシャキッとなりますが、それ以外の部分は甘い感じがします。

敢えてマイクロフォーサーズ機を使うと、おいしい部分しか残りませんので、いいかもしれません。ただ、そのオールドレンズの特徴を完全にいかすことができませんので、ここは注意しましょう。

もう一つ気を付けていただきたいのは、こちらのレンズはフィルム用に開発されていますが、青味が強いという意見があります。ちょっと寒い感じの作品になるかもしれませんので、カメラのホワイトバランスを最大限に活かしましょう。

本レンズの最短撮影距離は30cmであり、被写体に結構寄れます。単焦点の28mmでf2.8だと、設計上レンズが大きくなる傾向はありますが、こちらのCanonは比較的に小さく、気持ちよく持って被写体に近寄れます。お花等の撮影にぜひ使いたい一本です。

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撮影テスト

正直、こちらのレンズをCanon 5D mark IIで使ってみたかったのですが、EOSカメラだと、補整レンズ付きのマウントアダプターが必要になるため、撮影テストには不向きだと思います。今回はいつものマイクロフォーサーズ機であるEPL-3で撮影しました。

撮影は晴天の昼間でしたが、室内で行いました。被写体の左側にLEDスタンド一本、カメラは三脚に設置しました。ISO感度を200に固定し、露出補整を+0.3に設定しました。被写体は最短撮影距離の30cmまで置くことはできなかったのですが、約40cmの距離で撮影しました。

開放(f2.8)

シャッタースピード:1/40
ISO感度:200
露出補整:+0.3

ピントはワンコ君の右目に合わせました。確かに、その辺りは非常にシャキッとしていますが、それ以外の部分は甘い描写になっています。後ろ側のタコ君に色収差らしきものがあり、若干違和感がありますが、許せる範囲ではないかと思います。

絞りf5.6

シャッタースピード:1/10
ISO感度:200
露出補整:+0.3

f5.6まで絞ると、ワンコ君全体にピントが行き、鋭い感じの描写に仕上がります。被写体にかなり接近できるため、数センチしか離れていたにタコ君は適度にボケています。開放と違い、色収差がほとんどなく、キレイな仕上がりになります。

最小絞り(f22)

シャッタースピード:1秒
ISO感度:200
露出補整:+0.3

他のメーカーの単焦点28mmレンズはf16までしか絞れませんが、こちらのCanon FDはf22まで絞れます。最初絞りにすると、ほとんどのレンズだと不自然な描写になりますが、FDの場合、そのような傾向はあまりないかと思います。

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レンズスペック

メーカー: Canon
マウント: FD
名称:Canon Lens 28mm f2.8 S.C.
焦点距離: 28mm
開放F値: f2.8
最小絞り:f22
最短撮影距離: 30cm
ズーム: 無し
絞りリング: 有り
ピント合わせ: MF
フォーマット: 35mmフィルムカメラ用
フィルター径: 55mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: 非常にクリアー
シリアルナンバー: 1094**