先日、初めてNikonのオールドレンズを購入しましたが、そのレンズを使うために、マウントアダプターを別の店で買いに行きましたが、試してみたところ、買おうとしていたマウントアダプターに持っていたレンズをはめることができませんでした。これは、不動のFマウントだといわれるNikonのマウントですが、実際、いくつかの改良があって、その中で使えるものと使えないものが発生したです。

その時、Canonのオールドレンズに似たような問題があることを思い出した。Nikonのレンズについて、他のメーカーのマウントアダプターで解決はできましたが、Nikonのマウントについて、別の機会に紹介します。今回は、Canonのマウント問題について、紹介します。

FLとFDについて

Canonカメラの歴史は長く、その中でいくつかのマウント変更がありました。今回扱うマウントはFLとFDですが、FLマウント前にRマウント、現在はEFマウントがあり、それぞれカメラの機能の進化に伴った変更になります。

FLマウントは1964年のCanonFXカメラに初めて登場されました。しかし、その歴史は短く、1971年にF-1とFTbの発売により、FDマウントへの乗り換えが行われました。一方、FLとFDはそこまでの違いがなく、カメラの機能は制限されますが、FDマウントのカメラにFLのレンズを使えることができます。

Canonのオールドレンズで多く出回っている(安く手に入れることのできる)ものの多くはFLとFDマウントだと思います。数千円でf1.4のレンズもあり、f1.8のジャンク品であれば、数百円で購入できることもあります。こんなにお手頃なレンズですので、少なくとも、FLとFDの違いについて、知っておきましょう。

FL前期型・FL後期型・FD

その数多くのレンズの中では、管理人がおすすめするのは、FLとFDの50㎜、f1.4とf1.8のレンズたちです。特にぐるぐるボケが出せるFL 50mm f1.8は非常に面白いレンズです…と、おすすめしていますが、FL 50mm f1.8に2種類があり、場合により、「すぐ使えない」問題が発生します

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FL前期型と後期型

以前、FDの50mm f1.8のレンズを使っていましたが、悪くも良くもなく、キレイに写るレンズですね~といつも思っていました。どうせ、オールドレンズをやるなら、なんか味のあるレンズを使いたい。管理人がFLレンズを購入したのは、やはり、安くてぐるぐるボケが得られるレンズという理由でした。最初に手に入れたのは後期型のFL 50mm f1.8でしたが、実は、こちらのレンズにぐるぐるボケを出すのが若干難しく、色々調べた結果、こちらのFLレンズに前期型と後期型があり、後期型にはいくつかの改良があり、ぐるぐるボケを抑えるような構造になったらしいです(ぐるぐるボケ等について、詳しく各レンズの記事で紹介します)。

【参考記事:Canon FL 50mm f1.8 後期型

FLとFDの大きな違いは絞りリングの位置でしょう。FDの方が使えやすいだと思いますが、慣れの問題でしょう。

数日後、ネットオークションで前期型のFLを購入することができましたが、たしかに、前期型の方がぐるぐるボケを出します。

ところで、上の画像を見ると、FL後期型(中央のレンズ)にはオートとマニュアル(A・M)が設定できるようになています。さらに、右側のFDレンズの絞りリングがマウント側になっているのが分かります。

【参考記事:Canon FL 50mm f1.8 前期型

FDのマウントアダプターしかない

最初に紹介したように、基本的にはFDマウントのカメラにFLレンズを使えるような構成になっています。そのため、FLのマウントアダプターは存在せず、FDのマウントアダプターさえあれば、デジタルカメラで使えます。

例えば、OlympusやPanasonicのミラーレスカメラでFLレンズを使う場合、「FD-M4/3」のマウントアダプターを用意すればいいのです。

でも、世間はそこまで甘くないです。FL前期型の問題があります。なんと、FL 50mm f1.8前期型の場合、FD-M4/3のマウントアダプターが使えません。

他のFLレンズに関しては、情報不足で申し訳なく、ここで紹介できませんが、少なくとも、目玉のぐるぐるボケの出せるFL 50mm f1.8前期型は問題児です。

前期型(左側)と後期型(右側)を並べると、違いが見えます。

上記画像でその理由がはっきり見えます。前期型(左側)のマウント側に、絞りピン周りに出っ張りがあり、それのせいでマウントアダプターにはめることができません。

KiponのFD-M4/3マウントアダプター

もっと詳しく説明すると、上の画像を見ると、マウントアダプターの内側にピンが一つあります。これは、FDレンズの絞りを動かせるためにあり、マウントアダプターには「Open/Lock」の機能があります。この機能がなけば、FDレンズの絞りリングを回しても、常に開放状態になります。つまり、問題のピンは大事な役割を果たしています。

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レンズかマウンドアダプターを改造する

そこで、また色々調べた結果、レンズを改造するか、マウントアダプターを改造するか、二つの解決方法が紹介されていました。

レンズを改造する場合、問題の出ぱった部分(カバーのようなもので、簡単に取り外すことができます)を取り除けば、問題なくマウントアダプターに装着できるようになります。しかし、その部品を取り除くと、マウント側から光を遮断する機能が欠け、場合によって、フレアー等が発生する問題になります。

実は最初からレンズ側を改造するのがあまり好きではないので、二つ目の、マウントアダプターを改造する方法を選びました。実は、こちらの方が簡単にできます。

マウントアダプターを改造にも、二つの方法があります。

一つ目は、問題のピンを取り外す方法です。そうすると、レンズの絞り機能が効かなくなりますが、なにらかの方法でレンズ側のピンを固定すれば、マウンドアダプターと関係なく、絞れるようになります。レンズ側のピンをロックさせ、そのピンが動く穴をスポンジで埋めるとか、その様な方法があります。

ピン(ネジ)を削る!

では、管理人が選んだ二つ目の改造方法を紹介します。

マウントアダプターのピン(ネジになています)を一旦取り外し、横に半分ぐらい削ります(長さではなく、太さを半分にします-先端から半分くらいの長さで十分です)。100均のやすりでできますが、若干時間がかかります。そして、そのピンを戻し、削った面を上にさせます。半分削ただけで、レンズ側のでぱった部分が干渉せずに取り付ける方法ができます。

はい、非常に簡単です。ここまで長い記事にする必要はなかったかもしれません…文字にするのは難しいですね。しかも、ちゃんと伝わっているかどうかが自身ありません。分からなかった方は是非ご連絡ください【お問い合わせページ:こちらからアクセスください】。

NFDは問題なし

ちなみ、CanonはFDの後にNewFDへのマウント改良を行いましたが、これはマウントアダプターに関して、全く問題なく使えるので、FDとNewFD(NFD)の違いについて、割愛させていただきます。