NikonのFマウント50mm f1.4の歴史は1962年発売のNikkor-S Auto 50mm f1.4で始まります。そして、今回管理人が入手した本レンズはS・Cで、シングルコーティングからマルチコーティングに進化したバージョンです。とにかく、大口径でずっしりした作りです。重たいです!一方、絞り数字の表記がカラフルで、可愛らしい面もあります。写りに関しては、さすがNikonだと思わせる、忠実性の高い描写を持っています。

これがオールドレンズ!冷たい、重たい、でも、可愛らしさがあって、ギャップに萌えます!もちろん、外見だけではなく、写りもオールドレンズらしく、現代レンズにないなにかがあります。

今回の記事は「ブログ感」を増しています。お急ぎの方は撮影テストの部分へとばしてください。

本レンズとの出会い

本レンズを手に入れたのは、中古カメラ屋さんではなく、全国にある某リサイクルショップチェーンの大阪府内にある店舗です。値段はなんと、4000円!単焦点でf1.4にしては、非常に安いです(最近、本当に高くなっています)。レンズの先端に若干な凹みがあり、フィルターやフードを付けるのは厳しい状態になっていますが、光学系、絞りやピント合わせの部分は年代にしては非常に良いコンディションになっています。

実は、本ブログを始めた当初、頭の中に一つ問題がありました。オールドレンズについて語りたいのですが、Nikonのレンズ一本も持っていません。オールドレンズを集め始めると、どうしても、持っているマウントアダプターが使えるレンズを優先します。そこで、Nikonは後回しになっていました。

もう一つ理由があります。基本的には、Nikonのオールドレンズは現代のデジタルNikonカメラでも使えます(例外あり、後に述べます)。そのため、Nikonのオールドレンズは他メーカーのレンズより高いです。稀にジャンクコーナーで見かけることはありますが、状態の悪いもので、部品取り用のものがほとんどです。

あれこれオールドレンズドはまりして、Nikonレンズを持たない状況が続きました。そして、先日、本レズとの出会い。まさか、初Nikonが単焦点、尚且つf1.4の明るいレンズになるなんて。買うしかありません。

ショーケースにあった商品だったので、店員に取り出してもらい、光学系や絞り羽を確認して、即決!

その日はリュックの中にOlympus Airを持っていましたので、早く使いたいと思い、マウントアダプターを求めて、わくわくしながら難波へ移動しました(別に梅田でもよかったのですが、難波でピザ食べたかったので…)。

Fマウントの種類・非Aiレンズの注意点

本レンズを買う前に、不滅のFマウントに使えない一部のレンズが存在するとどこかで読んだことがありました。もしかして、これも心の中の不安の種になり、Nikonのオールドレンズを避けていた理由の一つになっていました。

NikonのFマウントレンズには、3つのタイプがあります。一見、同じマウントに見えますが、微妙な違いがあります。その3つは:非Ai、Ai、Ai-Sの3種類です。原則として、Fマウントレンズであれば、現代のデジタル一眼レフニコンのカメラでは使用できます。

一方、最古の非Aiは、同じFマウントでも、物理的にFマウントのカメラに使用することはできません(一部のモデルには使用することがでいます、例えばD5000シリーズのカメラ)。そのため、全てのFマウントのマウントアダプターにFマウントのレンズ(非Ai)を使用することができない場合があります

管理人は現時点では、Nikonレンズは本レンズ一本のみ持っているので、上記の3種類の見分け方法は紹介できませんが、インターネットで調べれば、必ず見つけます。ご了承ください。

まあ、Nikonデビューの日が決まったので、いざ、マウンドアダプター購入!某中古カメラ屋さんチェーンの難波店へ。そこ行けば、管理人大好きなK&F Conceptのマウントアダプターがおいてあります。

レンズを買ったときは、その出会いにあまりにもわくわくして、使えないNikonがあるってことを忘れていました。でも、マウントアダプターを購入するとしたら、なんか不安が生じました。普段、「これを下さい!」って店員に声を掛けさせてもらっていますが、今回は、「このレンズを買いましたが、これに合うマウントアダプターがほしいのですが…」と、いつもと違うパターン。

店員さんがレンズを見て、なんか険しい表情。とりあえず、F-M4/3のマウントを用意し…つけてみようとすると…はまらないです。マウントアダプターには、F-M4/3の表示はありますが、はめようとしても、無理でした。

店員さんは非常に優しく、非Aiのレンズを説明してくれました。管理人のレンズを見て、状態がよかったのと値札を見て(その時点にまだついていました…)、良い買い物だとほめてくれました。なんとかしたい気持ちになり、最悪の場合、フィルム用のレンズにする方法もあるとNikonのカメラを取り出し、Fシリーズで使えるものと使えないものを教えてくれました。本当にありがたいです。でも、フィルムや現像代を考えると、できればデジタルで使いたい。マウントアダプターが無理だったので、何も購入せずに店をでました。本当に申し訳ないです。

いや、何か方法があります。

Youtubeでいつも見ているオールドレンズ紹介チャンネルに本レンズの動画がありました。その動画では、マウントアダプターについて説明がなく、普通にOlympus PENとの組み合わせで使用されています…これはもっと調べなきゃ!

はい、完全に使えないレンズな訳ではありません。インターネットで調べると、レンズの改造という方法もありますが(F値あたりの下の部分を削る方法)、やはり、レンズを改造するのは避けたいです。そして、どうやら、非AiからAi-S、全てのFマウントのレンズが使えるマウントアダプターが存在します。管理人が最終的に購入したのはAmazonでKernelのマウントアダプター。商品説明にはNikonレンズ用しか書いていなかったのが不安でしたが(他のK&F Conceptさんの商品説明に同じことが書いてあります)、画像の方では、どうやら、非AiのNikonレンズが使用されています。

Amazonでポチったのは、日付がもうすでに変わっていましたが、同日の午前中に届きmした。Amazon Prime、恐るべし!

開封して、どきどきがおさまらない。で、Kernelマウントアダプターに非AiのFマウントレンズを無事はめることができました。では、撮影テスト開始!

ネット上のオンラインショップで簡単に「Fマウント」と説明しているものが多く、購入の際、気を付けてください。可能であれば、実店舗で購入し、買う前にレンズをはめてみた方が一番安全です。もう一つ注意点は、マウントアダプターの表記です。例えば、マイクロフォーサーズ機用の場合、Nik-M4/3、NF-M4/3等があります。

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撮影テスト

撮影は夕方に行い、被写体の左側にライトスタンド一本を設置しています。

カメラはOlympusのEPL-3で、三脚も使っています。ISOは固定で、露出補整は0のままにしました。

開放(f1.4)

シャッタースピード:1/640
ISO感度:200
露出補整:+/-0

これは他のf1.4レンズの結果と似たような感じに仕上がりました。やはり、ピントが非常に甘いです。一方、色合いはくっきりした感じがします。被写体が黒いってこともあり、カメラの方が迷ったかもしれません。被写体と後ろのデコレーションライトの距離が短いにも関わらず、キレイに円い形を出しています。

絞りf5.6

シャッタースピード:1/40
ISO感度:200
露出補整:+/-0

もう少し絞りたいという気がします。しかし、本ブログのオールドレンズレビューをいつもこちらの三パターンで行っているので今回もf5.6にしました。コントラスト、色合いは美しいのですが、f8あたりの方がよりいい結果を出してくれると思います。もちろん、被写体との距離の問題もありますが、今回の被写体が小さいので、こちらの結果になりました。

最小絞り(f16)

シャッタースピード:1/8
ISO感度:200
露出補整:+/-0

多少無理した感じがあるかもしれませんが、最小絞りでも使えるレンズです。柴犬のディテールが残っていて、描写がそこまで欠けていないという印象です。大口径レンズだと、日中でフィルター無しでやむを得なく使うことがあるとしたら、LサイズプリントやSNS用の画像として、最小絞りでも大丈夫です。

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レンズスペック

メーカー: Nikon
マウント: F(非Ai)
名称:Nikkor-S・C Auto 50mm f1.4
焦点距離: 50mm
開放F値: f1.4
最小絞り:f16
最短撮影距離: 60cm
ズーム: 無し
絞りリング: 有り
ピント合わせ: MF
フォーマット: 35mmフィルムカメラ用
フィルター径: 52mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: 非常にクリアー
シリアルナンバー: 5613**

その他の作例

次のページに他の作例が見られます(Youtube動画ー1分20秒)。