「重たい!なんだよ、この鉄の塊?」現代レンズしか使っていない方が本レンズを手に持つとこのように思うでしょう。これが1960年代のレンズです!

他の記事では、FL 50mm f1.8に初期型、後期型があると紹介しましたが、50mm f1.4はさらに紛らわしく、初期型、中期型(I)、後期型(II)があるそうです。管理人が持っているのはどうやら後期型(II)らしく、実は他の「先輩」レンズと今まで出会えることなく、細かくどこが変わったかどうかはわかりません。正直、こちらのレンズを購入した時は、この様な情報がなく、ただf1.4クラスのレンズと出会えただけで即購入しました。

【参考記事:Canon FD・FLマウントアダプター改造(FD・FLマウントの違い)

オリジナルかどうかはわかりませんが、フロントキャップがついていて、FDと違い、金属のもので高級感があります。

FL 50mm f1.4はフィルムの進化とともに進化してきたレンズです。最終的に、カラーフィルムが一般化してきた時代に、それに伴い、後期型(II)が開発されました。初期型と中期型のコーティングがアンバー系だったのですが、こちらの後期型からパープル系に変わりました。そして、光学系(中のレンズ)に関して、5群6枚から6群7枚構成へ変わりました。

安い?管理人のエピソード

こちらのブログを書き始めたのは2018年2月でした。現時点では、単焦点(ズーム機能がない)のレンズをジャンクコーナーで見かけることが本当に珍しくなっています。オールドレンズファンが増えるとともに、オークションでの転売を狙う方も多く、なかなか出会えることはありません。

本レンズを買ったのは大阪駅内にある某有名中古カメラ屋さんです。昨年末、ジャンクコーナー見ても、ほしいと思うほどのレンズはありません。そして、一応ショーケースも見てみよう~といういつもの軽い気持ち(購入欲ゼロに近い)で観ていたら、FL 50mm f1.4が5000円くらいの一本が(正確な値段を覚えていません)…えっ?店員さんに見せてもらいました。

もちろん、訳があります(値札に※マークあり)。前玉にぷちっとしたキズと絞り羽の形が微妙にずれている感じでした。しかし、非常にクリアーで、カビがなく、クモリもありません。これなら、迷わずに買うしかありません。

プロの現場で使うのなら、ちょっと厳しいかもしれませんが、管理人はあくまで趣味として、コレクターとしてオールドレンズを集めているので、あの値段とあの状態なら、安い~安い~と思うしかありません。一方、さすが50mm f1.4!通常、ジャンクコーナーにあってもおかしくないくらいのものが、ショーウィンドーに!

安すぎるには理由は必ずあります。もちろん、あの店が隠していたっていう訳ではありません。むしろ、ちゃんと注意してくれました。でも、本レンズに非常に満足しています。皆さんも、オールドレンズを買う際、できれば細かいところも全部確認してください。

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撮影テスト

今回の撮影は昼間に行いました。被写体の左側にライトスタンド一本、右側からは窓の明かりで撮りました。モデルには100均ショップで出会えたはりはり君ととげとげ君。ハリネズミ飼いたいのですが、今はちょっと厳しい環境です。

いつもの設定で、三脚に付けたOlympusのEPL-3を絞り優先(A)モードで撮影し、ISOを200に固定しました。

開放(f1.4)

シャッタースピード:1/200
ISO感度:200
露出補整:+1

大口径オールドレンズの開放はふわ~といった描写が特徴です。優しい感じがします。F値のカードから後ろのハリネズミまでの間にだんだんとボケが増して、それが優しい感じで、クセのない仕上がりです。これは、お花などの撮影にぜひ使いたいレンズです。ただ、FD 50mm f1.4の最短撮影距離が45cmに比べ、本レンズの60cmは多少長く感じます。管理人はマイクロフォーサーズ機を使っているので大丈夫ですが、フルサイズ機なら、もう少し近寄りたい気持ちになるかもしれません。

【参考記事:Canon FD 50mm f1.4 S.S.C.

絞りf5.6

シャッタースピード:1/15
ISO感度:200
露出補整:+1

とにかく、くっきりした仕上がりです。色もコントラストも文句無しです。まあ~f1.4のレンズなので、もう少し開放して使いたいレンズという気持ちになります。

最小絞り(f16)

シャッタースピード:1/2
ISO感度:200
露出補整:+1

最小絞りになると、どこでもくっきりとした描写です。もちろん、オールドレンズならでの仕上がりです。現代レンズとまた違うどこかソフトな感じがします。最小絞りでの撮影はあまり好みではありませんが、f1.4のこのレンズは、日中だと、フィルター無しでの撮影はとても厳しく、場合により、最小絞りでの撮影をせざるを得ないときもあります(カメラが古いっていう問題もあるかもしれません)。

正直、FD 50mm f1.4は相棒レンズですが、こちらのレンズはほとんど使っていません。買ったのは、管理人の冬眠時期だったのもあるし、重たいということもあるし、後、かなりの先輩レンズで大事にしたいという気持ちもあります(だからといって、FDを雑に扱っている訳ではありません)。もう少しあたたくなったら、FLとFDを比較しながら、外での撮影テストを行いたいと思っています。

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レンズスペック

メーカー: Canon
マウント: FL
名称:Canon Lens FL 50mm f1.4
焦点距離: 50mm
開放F値: f1.4
最小絞り:f16
最短撮影距離: 60cm
ズーム: 無し
絞りリング: 有り
ピント合わせ: MF
フォーマット: 35mmフィルムカメラ用
フィルター径: 58mm

管理人所有のレンズ

クリーニング:
状況: 非常にクリアー
シリアルナンバー: 2490**